分析全体
分析条件の再確認ができるよう、少なくとも次の項目を残すことをおすすめします。
- 使用ツール: KOTOPY、利用日、画面に表示されたバージョン
- 対象文書数、対象期間、対象データの説明
- 文書の登録方法、前処理の内容、タグや期間で限定した分析対象
- 使用辞書名、カスタム辞書を使った場合はその概要
- 語の形: 表記そのまま(SURFACE)または辞書の基本形(LEMMA)
- 品詞や除外語などの絞り込み条件
Methods for users and papers
KOTOPY で実行できる分析について、研究報告・論文・発表資料に記載しやすい形で、 仕組み、指定できる条件、結果の見方をまとめています。
仕様確認日: 2026年10月23日。設定値は特記がない限り既定値です。研究記録には実際に使った条件を残してください。
Writing example
KOTOPY を用い、対象文書[文書数・対象期間]を[使用辞書名]で形態素解析した。 表記(SURFACE)を単位として頻度分析を行い、語の出現回数とその語を含む文書数を区別して確認した。 その後、名詞を対象に LDA を実行し、トピック数10、学習回数10、乱数の種42、 出現文書数2未満および50%超の文書に現れる語を除外する条件でトピックを推定した。 代表語と原文を照合して話題を解釈した。
[ ]と分析条件は記載例です。実際の対象文書・辞書・設定値に置き換えてください。
統計分析とは分けて、要約や解釈の補助として利用した範囲を明記することをおすすめします。 モデル名、主な入力、温度など、結果に影響する設定も補助的に記録すると再確認しやすくなります。
分析結果の共有URLを発行しておくと、共同研究者や指導教員と同じ画面を見ながら表や図を確認できます。 日付による有効期限はありませんが、共有停止・プロジェクト削除・利用上限超過などの場合は閲覧できなくなります。 論文に用いた表・図と分析条件は、共有URLに加えて手元にも保存してください。
個人情報や未公開データを含む場合は、共有先を確認してください。
Paper checklist
分析条件の再確認ができるよう、少なくとも次の項目を残すことをおすすめします。
分析ごとに、画面で指定した値を方法節に書くと条件が明確になります。
結果画面の「保存・共有」で、保存する表・図と対象範囲を確認してください。
必要に応じて、利用日とURLを添えて記載してください。
Common
文書を登録し、プロジェクトで対象を選んで分析します。対象の選び方は集計値に影響します。
日本語文を語に分け、語の表記、基本形、品詞情報を付けます。 多くの分析は、この語の一覧をもとに集計します。
分析結果は使用辞書の影響を受けます。論文・研究報告では、辞書名を明記することをおすすめします。
品詞や除外語を使って対象語を絞れます。計算前に指定する条件と、結果画面で表示を絞る条件を区別してください。
著作権表示と利用条件の原文は、第三者ライセンスでご確認いただけます。
Dictionaries
KOTOPY で選択できる組み込み辞書・解析器の説明、出典、ライセンス、関連URLです。 カスタム辞書を使った場合は、プロジェクトで選んだカスタム辞書の編集画面から内容を確認できます。
IPA 辞書系の標準的な MeCab 辞書。
国立国語研究所が整備した現代書き言葉 UniDic CWJ 2023.02。
Web 由来の新語・固有名詞を増やした IPADIC 系 MeCab 辞書。
IPADIC の後継系として使える NAIST 作成の MeCab 辞書。
JUMAN の辞書を MeCab で使える形にした辞書。
UniDic 語彙を中心にした Sudachi の小さい辞書。SudachiDict は UniDic と NEologd の一部を含みます。
Sudachi の標準辞書。基本語彙を広く含む。SudachiDict は UniDic と NEologd の一部を含みます。
固有名詞などを多く含む Sudachi の大きい辞書。SudachiDict は UniDic と NEologd の一部を含みます。
JUMAN 系の形態素解析器。意味的なつながりも考慮する。
Java 製の日本語形態素解析器。MeCab-IPADIC 辞書/モデルを使い、IPADIC 系の出力形式で扱う。
Standard analyses
指定語を含む箇所を文書横断で探し、前後の文脈を確認します。
文書をタグや順序で整理し、文書群の構成と変化を確認します。
同じ種類の保存済み分析結果を2つ選び、項目ごとの差や比率を確認します。
語ごとの出現回数を数え、文書群全体と文書別の頻度を確認します。
各文書に特徴的な語を重みづけします。
TF-IDFで表した語の使われ方をもとに、内容が近い文書を探します。
連続して出てくる語のまとまりを抽出し、特徴的な表現を確認します。
注目語の前後に現れる語を集計し、語同士の結びつきを調べます。
Advanced analyses
文書群に含まれる話題のまとまりを推定します。
文書タグを1つの属性のグループとして、語の構成比の違いを探索します。ライトプラン以上で利用できます。設定と結果の読み方
[対象]の[件数]文書に[属性名]のタグを付与し、重複[件数]件・未分類[件数]件を[処理方針]とした。KOTOPY[版・利用日]の頻度分析[結果番号]を用い、[辞書]・[語の形]・[品詞と除外語]で、最小出現文書数[値]、最大語数[値]を指定した。語×属性の[出現回数/出現文書数]表に単純対応分析を行い、行・列の主座標を対称表示した。第[軸]軸と第[軸]軸の説明率はそれぞれ[値]%・[値]%であり、寄与度・cos²・集計値と原文を併せて解釈した。
方法の参考:Nenadić & Greenacre(2007), Correspondence Analysis in R, with Two- and Three-dimensional Graphics: The ca Package。KOTOPYの計算はNumPyによる実装で、このRパッケージを使用するものではありません。
語や文書の傾向を2次元の図に配置します。
文中の語の並びと品詞から、関係パターンを抽出します。
登録された感情語をもとに、文書内の感情の傾向と根拠語を確認します。
AI features
AI機能は、同じ入力でもモデルの更新や生成処理の性質により文章が完全には一致しない場合があります。 論文・研究報告では、実行日、利用したAI機能、モデル名、主な入力、下記の補助パラメータ、結果画面または共有URLを控えておくことをおすすめします。 モデルや処理量の設定は機能ごとに異なるため、以下の既定値に加えて実行時の記録を確認してください。
頻度分析やN-gramなどの結果をもとに、概要、注目語、仮説、追加調査の観点を文章化します。
分析結果画面から質問し、数値や図の見方、原文で確かめる点を確認できます。
プロジェクト内文書をもとに質問し、関連箇所を参照しながら回答を確認できます。
文書の内容をベクトル化し、近い文書同士をグループ化します。
文脈を踏まえて、文書内の感情と判定理由を確認します。
Result views
頻度分析の上位語を大きさで表します。対象語の絞り込み条件を反映できます。
頻度分析の上位語の割合を表示します。表示件数を切り替えできます。
設定した文書順に沿って語の推移を確認します。時期による変化として読む場合は、文書順と日付の対応を確かめてください。
N-gramと周辺語の結果から、語同士のつながりを図で確認します。
同じ種類の分析結果を2つ選び、頻度やスコアの差を比較します。
検索、並べ替え、絞り込みを使って、分析結果を表で確認します。
語の「原文」や結果の文書名から本文を開き、前後の文脈を確認します。引用の抜粋だけで意味を決めないようにしてください。
保存する表や図、形式、対象範囲を確認します。表示中の一部と結果全体を区別し、研究に用いた結果と条件を併せて保存してください。